ストレスチェック制度Q&A|メンタルヘルスの現状を教えてください。
須藤 玲素子(26)
先生!労働者のメンタルヘルスの現状を教えて下さい。
先生(52)
わかりました、玲素子さん。詳しく解説しましょう!
平成26年の精神障害による労災請求件数と支給決定件数は過去最多。40歳~45歳の働き盛りでストレスの溜まりやすい業種や仕事内容の人がメンタルヘルスに問題を抱えている傾向にあるよ。
このように精神障害に苦しむ労働者が増えているなか、事業者は労働者の健康を守るためにメンタルヘルスの対策を急がなければいけないよね。効果的な対策を立てるためには、現状の労災のデータについて、業種・職種・年代別の傾向を把握する必要があるんだ。
業種別
業種別にみると一番労災請求の多いのは社会保険・社会福祉・介護業、医療業、道路貨物運送業の順で、労働時間が不規則になりがちな業界が上位に来ているね。
職種別
職種別にみると専門的・技術的職業従事者、事務従業者、サービスの順で、ストレスの溜まりやすい職種が上位に来てるんだ。
年齢別
年齢別にみると40歳~45歳、30~39歳、20~29歳の順になっていて、働き盛りの年代が上位に来ているよ。
このような傾向を見ると仕事に求められる質と量が労働者のストレスに深く関係していることがわかるね。
Copyright © 2025 創業手帳(株)